南座の舞台上で意気込みを語る「Snow Man」の(前列左から)向井康二、深澤辰哉、岩本照、渡辺翔太、(後列左から)佐久間大介、宮舘涼太、目黒蓮、阿部亮平

南座の舞台上で意気込みを語る「Snow Man」の(前列左から)向井康二、深澤辰哉、岩本照、渡辺翔太、(後列左から)佐久間大介、宮舘涼太、目黒蓮、阿部亮平

 滝沢秀明が演出に専念する初の舞台「滝沢歌舞伎ZERO」が南座(京都市東山区)で開幕した。2006年から主演を務めてきた滝沢に代わって、核となるのは、アイドルグループ「Snow Man(スノーマン)」。南座の舞台上で会見したメンバーは「新たな幕開け。突っ走る姿を見て」(岩本照)と誓った。

 Snow Manは先月、従来の6人から9人体制になった。新たにメンバーになった関西ジャニーズJr.の向井康二は「早くなじめるように頑張りたい」、宇宙Sixの目黒蓮は「一歩でも近づけるよう頑張ります」と語った。

 女形に挑戦する深澤辰哉は「今年はより女らしくをテーマにやりたい」と話し、渡辺翔太は「京都や南座をガンガンに盛り上げたい」と意欲をみせた。

 メンバー全員が宙を舞うフライングや、歌舞伎でも演じられる「戸板倒し」なども披露する。

 中心メンバー、25歳の岩本照が「春の踊りは、よぉいやさー」と声を掛けると、300万枚もの桜吹雪が舞う幕開け。「都をどりはー、ヨーイヤサー」で始まる4月の「都をどり」より一足早く、京の舞台を桜色に染める。

 身体能力の高さを誇るグループだけに、殺陣やダンスなど、縦横無尽に駆け回る。腹筋体操の姿勢で和太鼓を打つ通称「腹筋太鼓」は劇場中に振動をとどろかす。南禅寺ゆかりの石川五右衛門など、歌舞伎をパロディーにした寸劇も披露。第2部では「鼠小僧」をたっぷりコミカルに演じた。

 繰り返し訴えるテーマは「桜は散るのではなく、舞う」。“さくら”と思われる大向こう(客席)の男性が「がんちゃん(岩本)」「ふっか(深澤辰哉)」などと、歌舞伎の屋号のように盛んに声を掛ける演出はご愛嬌(あいきょう)として、グループ名にちなんだ雪や小判(こばん)(金)までもが客席に舞う。

 岩本は会見で「これから変わっていく時代の先陣をSnow Manが切り開きたい」と力を込めた。25日まで。