「売上目標を廃止すれば従業員が自分の頭で考えるようになる」と語る中村さん(亀岡市余部町・ガレリアかめおか)

「売上目標を廃止すれば従業員が自分の頭で考えるようになる」と語る中村さん(亀岡市余部町・ガレリアかめおか)

 京都府亀岡市の男女共同参画講座が28日、同市余部町のガレリアかめおかで開かれた。同市出身で、京都市内で1日100食限定のビジネルモデルを成功させた飲食店「佰(ひゃく)食屋」を経営する中村朱美さん(36)が、多様な人材の生かし方などをテーマに語った。

 企業の経営者や人事・総務担当者らを対象とする「イクボス講座」の一環で、約50人が参加した。

 南つつじケ丘で生まれ育った中村さんは、亀岡高で生徒会長を務め、制服を現在のものに変えた思い出を披露。会社員を経て8年前に夫婦で開業した「佰食屋」は、仕事が早く終わるため、育児や介護中の人、高齢者、障害者らさまざまな人が働けるようにした。従業員が出退勤時間を自分で選んだり、自由に有給休暇を取得できたりするなど自己決定権を与えることで、「愛社精神が育ち、自ら頑張ってくれるようになる」と強調した。

 また、コロナ禍で客足が前年の20%に落ち込んだ繁華街の2店を4月にいち早く閉鎖し、残った店舗の利益率を上げたと説明。「今後生き残るのは、一つ一つの組織を小さくし、同じ規模の事業所を全国にたくさんつくる形では」と持論を展開した。