新しい智積院会館(京都市東山区)

新しい智積院会館(京都市東山区)

 京都市東山区の真言宗智山派総本山・智積院の宿坊「智積院会館」が新しくなり、9月1日に開業した。少人数向きの部屋を増やしたり車いすの人が使いやすいユニバーサルルームを新たに設けたりするなど、時代の流れに合わせている。

 1967年に開館した旧施設の老朽化に伴う建て替え。昨年6月に着工、今年5月末に完成した。

 旧施設は本山を訪れる団体参拝者向けだったため、6~10人で泊まる大部屋が中心だったが、約14億円かけて建て替えた新しい会館は、延べ床面積が500平方メートルほど広くなった。個人客も利用しやすいよう全44室の半数以上を1~3人定員とし、各部屋にトイレと風呂も整備。宿泊者は僧侶による案内付きで名勝庭園を拝観できるなど、観光客が仏教の教えに出合う機会も積極的に提供する。

 智積院は「檀信徒の教化育成道場や参拝者の憩いの場という趣旨は引き継ぎつつ、より幅広い方を受け入れたい」としている。予約は智積院会館075(541)5363。