台風19号の影響で入城中止となった二条城。休城を知らない外国人観光客の姿が目立った(12日午前、京都市中京区)

台風19号の影響で入城中止となった二条城。休城を知らない外国人観光客の姿が目立った(12日午前、京都市中京区)

休業の張り紙をした店舗(12日午後、京都市中京区・新京極商店街)

休業の張り紙をした店舗(12日午後、京都市中京区・新京極商店街)

 大型の台風19号が京都府に最接近した12日、京都市内でも観光客や市民の足に影響が出た。多くの観光施設や店舗は、臨時休業や営業時間を短縮するなどし、3連休初日でにぎわうはずの行楽地は人影が少なかった。

 中京区の二条城の門前には、「台風のため二条城を閉城します」との案内文が日本語と英語、中国語で掲示された。休城を知らないでやってきた外国人観光客の姿も目立った。外国人観光客らは、城の外観をバックに記念写真を撮った後、観光ガイドを手に次の行き先を考えていた。

 夫婦で日本各地を旅行中というフランス人の女性(33)は「世界遺産なので楽しみにしていたけど入れなくて残念。雨も降っているので、屋根の施設を巡りたい」と肩を落とした。

 JR京都駅(下京区)では、スーツケースを引いて駅員に運行状況を尋ねる観光客や、改札口前のモニターに流れる台風関連のニュースを見つめる駅利用者の姿が見られた。友人と旅行に訪れた女性(28)=札幌市=は、台風の接近を考慮して前日から関西に滞在。「本当はお寺巡りをしたかったけど、今日はゆっくりして明日から京都を楽しみたい」と話していた。

 休日は大勢の人でにぎわう中京区の錦市場や新京極商店街なども、閉店時間を早めたり休業する店が目立った。普段は行列ができる飲食店も客はまばらで、雨がっぱを着込む観光客の姿もあった。