園部旧城下町の町家の特徴が紹介された講座(京都府南丹市園部町・合羽家)

園部旧城下町の町家の特徴が紹介された講座(京都府南丹市園部町・合羽家)

 「日本最後の城」として知られる園部城の旧城下町について学ぶ講座が12日、京都府南丹市園部町の老舗旅館「合羽家(かっぱや)」で開かれ、京都府立大大学院の大場修教授が園部の町家の特徴などを解説した。
 大場教授は1986年の調査を基に、三角形の妻壁が通りに面する「妻入町家」と、京町家のように屋根が通りに向かって傾斜する「平入町家」が並んでいた特徴を挙げた。江戸中期の町家も確認したという。「妻入と平入が混在する多様な景観と、歴史的価値において、園部の城下町は断トツだった」と解説した。
 中心市街地の再開発に伴いかつての町並みの多くが失われ、当時の写真がスライドで紹介されると、参加者からは懐かしむ声が上がった。大場教授は「住民が地域の良さを知ることは大切。まだ残っている町家もある。古い遺産を活用してほしい」と話した。
 講座は、森の京都「なんたん」エコミュージアム実行委員会主催の地域学芸員養成講座の一環で、約30人が受講した。