近江鉄道八日市駅の南隣に建設予定の建物の完成予定図(滋賀県東近江市提供)

近江鉄道八日市駅の南隣に建設予定の建物の完成予定図(滋賀県東近江市提供)

 近江鉄道八日市駅一帯の活性化を目指し、滋賀県東近江市はこのほど、駅に隣接する市有地を活用するパートナー事業者を東レ建設(大阪市)と決め、観光発信施設やマンションを含む地上14階のビルを建設すると発表した。完成は2023年の予定。

 整備用地は、同駅南隣(八日市本町)の約995平方メートル。同社が購入して、約480平方メートルの敷地にビルを建設し、市など区分所有者に売却する計画。

 東レ建設の提案によると、ビルの1階には市の観光情報を発信するスペースやカフェ、2、3階部分は八日市商工会議所などのオフィススペース、4~14階は計44戸の分譲マンションとする。21年度に着工し、八日市地域では最も高い約45メートルの建物となる。

 市は、ビル前の残りの用地約480平方メートルに、観光バスやスクールバスが乗り入れる交通広場を整備する。これまで市内の観光施設などへの送迎は、JRの駅からが多かったが、近江鉄道とも連携していく。

 17年から5カ年の中心市街地活性化基本計画で、市は八日市駅一帯のにぎわい創出を目指し、事業者の誘致を進めてきた。同年に「ホテルルートイン東近江八日市駅前」ができると、周辺には飲食店など39店が出店。同市中心市街地整備課は「成果は出ている。さらに町中を歩いてもらえるような街を目指す」としている。