江戸時代の武家の男女の正装を着る「大名・姫衣装体験」が10日、滋賀県草津市草津1丁目の草津宿本陣で開かれた。市民ら4組8人が羽織はかまや着物を身に付け、つかの間の大名気分を味わった。
草津宿は東海道五十三次の52番目の宿場で、大名らが利用した本陣は国史跡に指定されている。衣装体験は同宿をPRしようと毎年2~3回実施する。
女性用衣装はオレンジ色の打ち掛けやピンク色の合着など華やかで、参加者は職員に着付けてもらうと、格調高い本陣の屋敷で刀を振りかざしたり、見つめ合ったりするなどして写真に収まった。
龍谷大2年奥村遥さん(20)=京都市=は「重くて歩きにくかったが、昔の人になった気分で楽しかった」と笑顔を見せた。