稲わらで草履作りに挑戦した市民ら(草津市下物町・琵琶湖博物館)

稲わらで草履作りに挑戦した市民ら(草津市下物町・琵琶湖博物館)

 稲やヨシのわらで草履やすだれを作る催しが10日、滋賀県草津市下物町の琵琶湖博物館であった。親子連れら23人が参加し、昔の農家の暮らしの一端に触れた。

 館内の田で田植えや稲刈りに挑戦する「田んぼ体験教室」の一環。県内では、わらを使った内職は農作業がない時期の収入源になっていたという。

 参加者は、稲わらや琵琶湖岸で採ったヨシわらを使って草履、すだれ、一輪挿しを作った。草履作りでは、同館職員の手ほどきを受けながら、根気強くわらの縄に別のわらを通す作業を続けた。大津市の女性(46)は「のりや留め具を使わず、わらを編むだけで完成することに驚いた。昔の人の知恵を感じた」と話した。

 一輪挿しは、長さ約10センチの竹に稲わらをテープで留めて仕上げた。常磐小2年の女子児童(8)=草津市=は「家のテーブルに置いて花を飾りたい」と喜んだ。