パーキングチケットを撤去し、駐車枠が消された路上(大津市におの浜2丁目)

パーキングチケットを撤去し、駐車枠が消された路上(大津市におの浜2丁目)

 路上に短時間、駐車ができる設備「パーキングチケット」の撤去を滋賀県警が進めている。利用率の低下や機器の老朽化のためで、既に3月末で県内全ての運用が停止された。県警は「これまでと同じ感覚で駐車すると違反になる場合もあるので注意してほしい」と呼び掛けている。

 同パーキングは駅前や商業施設周辺などの路上に設けられ、300円で発券したチケットを車に添付することで、駐車枠に1時間以内で車を止められる。県警交通規制課によると、県内では1987年以降、JR石山駅や西武大津店周辺など大津市内の計8カ所に設置された。

 一方、民間のコインパーキングの普及などを背景に、全国的にパーキングチケットの利用は減少。警察庁は2011年、土地の有効活用などを目的に、利用率が低いパーキングチケットを撤去するよう全国の警察などに通達した。県内でも昨年度の利用は、ピークだった25年前の約10万台の約3分の1に減少した。

 県警は今年3月に廃止を決定し、同市内に残っていた6カ所(63台分)について、本年度内に路上の駐車枠を消し、チケット発給機を撤去する。駅前など一部の跡地については今後、大津市が有効活用を進めていく。市道路・河川管理課は「地元の意見も聞きつつ、観光バスや送り迎えの車の停車スペースなど利用方法を考えていく」としている。