早期支援への糸口を探る登壇者(京都府長岡京市・バンビオ1番館)[LF]

早期支援への糸口を探る登壇者(京都府長岡京市・バンビオ1番館)[LF]

 ひきこもり支援について考えるシンポジウムが10日、京都府長岡京市神足2丁目のバンビオ1番館であった。心地いい居場所や現状の課題について意見を交わし、早期支援への糸口を探った。

 支援のネットワークづくりを目指して、NPO法人乙訓障害者事業協会「乙訓もも」が主催した。会場には約80人が訪れた。

 シンポジウムでは、各団体がこれまで関わってきた当事者や家族の声を紹介。支援する行政の部署と民間団体が連携する仕組みがない点や、相談窓口が分かりにくいことなどが課題に挙がった。

 各地で行われている居場所事業について、NPO法人「若者と家族のライフプランを考える会」の河田桂子さんは「することが決まっている居場所の方が安心して過ごせるという人もいる」として、当事者とイベントを企画した事例を説明した。空間だけでなく、同じ目的で活動することも居場所になる意義を示した。

 府が開設した脱ひきこもり支援センターの小西康公さんは、共通の趣味や同世代の仲間がいることが重要とし「自分が役に立てることが分かることが大きな要素だ」と話した。

 会場では、当事者の取材を続けるジャーナリストの池上正樹さんも講演した。