キッチンカーでバナナジュースを作り販売する磯石さん(左)と清水さん=高島市安曇川町青柳・道の駅「藤樹の里あどがわ」

キッチンカーでバナナジュースを作り販売する磯石さん(左)と清水さん=高島市安曇川町青柳・道の駅「藤樹の里あどがわ」

 滋賀県高島市の観光関連企業に勤めていた30代女性2人が京都市内で起業し、バナナジュース販売の移動店舗を高島市青柳の道の駅「藤樹の里あどがわ」に出店した。「社会人として育ててくれた高島の人たちに恩返しを」の意味を込めて1杯390円(サンキュー)で販売している。

 磯石裕子さん(30)と清水依子さん(32)=ともに京都市在住。2人は2016年から高島市内でホテルや箱館山スキー場を運営する企業に約3年間勤めた。磯石さんは同山山頂にあるパフェ専門店の開設に参加。清水さんはホテルのビーチに常設した豪華なテントに宿泊する「グランピング」施設の企画運営に関わった。

 昨年12月に退社した後、2人でウェディング企画会社を京都市内で設立。新型コロナウイルスの影響でイベント自粛が広がる逆風の中、「不安で覆われた街にハッピーを届けたい」(磯石さん)と、趣味のジュース作りを活用し、4月に上京区の古民家でバナナジュース販売を始めた。

 2人は「お世話になった高島の人たちに味わってもらおう」と、バナナをイメージした黄色と白のキッチンカーを用意し、7月から「藤樹の里あどがわ」に出店。砂糖を使わない控えめな甘さと柔らかな口当たりが人気を呼んでいる。かつての同僚や知人も紹介してくれるなど「高島の人たちに再び支えられている」と喜ぶ。不定休で、11月末まで出店予定。