西浦さんが手作りした木製の列車。8月24日に勧修小児童に贈った(京都市山科区・西浦木工所)

西浦さんが手作りした木製の列車。8月24日に勧修小児童に贈った(京都市山科区・西浦木工所)

 京都市山科区にある勧修小で児童の見守り活動を続ける木工職人の男性が、同小児童に手作りの木製列車を寄贈した。男子児童から見守り活動への感謝と体調を気遣う手紙をもらったのがきっかけといい、「直接手紙をもらったのは初めて。何げない一言が本当にうれしかった」と喜ぶ。

 京都市山科区椥辻の西浦照夫さん(87)。勧修小のPTA会長を務めたこともあり、「勧修子ども見守りたい」の活動を10年以上続けている。

 7月22日の活動中、4年の男児3人から「暑い日が続きますがお元気ですか」「疲れた時も面倒くさい時も毎日来てもらい、ありがとうございます」といった手紙3通をもらい、感激。過去に木製の京都市電の模型を区内13小学校に贈ったこともあったため、手紙への感謝を示そうと列車の製作を思い立った。

 寄贈した列車は長さ26・5センチ、幅10センチ。貨物列車をイメージし、小物入れになる。8月24日、手紙をくれた児童に渡るよう、3台を校長に託した。

 西浦さんは脳梗塞やがんを患ったこともある。高齢になり、見守り活動には毎朝、手作りのつえをついて向かう日々だが、「死ぬまで続けたいです」と話す。