京都地裁(京都市中京区)

京都地裁(京都市中京区)

 京都府京田辺市三山木の民家で昨年3月、同居する父親を刺殺したとして、殺人罪に問われた長男の大塚康郎被告(56)の裁判員裁判の初公判が12日、京都地裁(入子光臣裁判長)で開かれた。大塚被告は起訴内容を認めた。

 起訴状によると、昨年3月12日午後2時半~3時ごろ、自宅で父親の繁昭さん=当時(85)=の頭部を木製バットやバールで数回殴った上、きりで胸を刺して殺害した、としている。被告は逃走し、6日後に広島市内で身柄を確保された。

 検察側は冒頭陳述で、パチンコなどで負った多額の借金でやけになり、以前から嫌いだった父親を殺害したと指摘。「事前準備をしていた上、殺害方法は執拗(しつよう)で、犯意は強い」と述べた。

 一方、弁護側は「動機は、被告が犯行の数日前に見た父を殺す夢だった」と説明し、犯行当時は心神耗弱状態だったとして減刑を求めた。