十三代目「団十郎」を来年5月に襲名することを発表した市川海老蔵さん=東京・歌舞伎座[LF]

十三代目「団十郎」を来年5月に襲名することを発表した市川海老蔵さん=東京・歌舞伎座[LF]

 歌舞伎俳優の市川海老蔵が、江戸歌舞伎を代表する「市川団十郎」の名跡を十三代目として来年5月に襲名することが決まり、京都・南座での披露興行は、最後を飾る2021年11月に行われることになった。21年11月7~21日の15日間に、通常の昼夜2部制と異なる3部制で開く予定という。

 披露興行は、東京の歌舞伎座で来年5~7月に3カ月連続で開いた後、11月に福岡・博多座、21年2月に大阪松竹座、4月に名古屋・御園座、11月の南座と続く。

 通常の歌舞伎興行は25日間の昼夜2部制が一般的だが、東京の歌舞伎座を除く、南座などの4劇場では、すべてで15日間の3部制とする。

 海老蔵は一昨年、妻の小林麻央さんを乳がんで亡くしており、東京以外の披露興行について「子どもたちと離れる時間が多くなり、1カ月以上東京を離れるのは環境的に難しいということを考えていただいた結果だと思います」と、会見で述べた。

 南座では例年、11月30日から12月26日まで顔見世興行が開かれるのが通例。21年は、11月7~21日に団十郎の披露興行を開いた後、顔見世を開くという、2カ月連続で大きな歌舞伎興行が続く形になりそうだ。