表の数字の単位は百万円。▲は減

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 堀場製作所が12日発表した2018年12月期連結決算は、売上高が前期比7・8%増の2105億円となり、通期で初めて2千億円を突破した。自動車向け計測機器や半導体システム機器を中心に主力の5事業部門全てで売り上げを伸ばした。

 自動車向けはアジアで排ガス測定装置が伸び、8・6%増の796億円に。半導体部門も上期に製造装置に組み込むガス流量制御機器が急拡大し、8・4%増の577億円となった。環境・プロセス部門も水質用計測機器などが伸長した。

 受注増や環境計測機器の収益改善で経常利益は6・4%増の283億円に。純利益は37・0%増の223億円と6年連続の増益で、売上高、利益とも過去最高を更新した。年配当は創立65周年の記念配20円を加え、1株145円(前期は同116円)とする方針。

 19年12月期は、半導体メーカーの生産調整で上期に半導体機器が落ち込む見通しだが、昨秋買収したドイツの自動車用電池試験装置メーカーの収益が加わり、増収、経常増益を予想。最終利益は前期の不動産売却益がなくなり、減益を見込む。

 大阪市内で記者会見した堀場厚会長は「自動車に使われる半導体の絶対的な需要は変わらない。今年の後半には需要が戻ると予想している」と述べた。