アンダーパスの浸水状況などを確認する防災・防犯カメラ(京都府宇治市伊勢田町砂田)

アンダーパスの浸水状況などを確認する防災・防犯カメラ(京都府宇治市伊勢田町砂田)

 京都府宇治市は防災と防犯の両面で対応するカメラを市内14カ所で初めて設置し、このほど運用を開始した。大雨などの緊急時はライブ画像で災害発生状況を確認し、平常時は地域の見守りに活用して犯罪抑止を目指す。

 ライブ画像は市の危機管理室、雨水対策課、総務課に専用端末を1台ずつ設置し、24時間確認できる。画像は市役所内の管理用サーバーに7日間保存し、犯罪発生時などはチェックし、京都府警への提供も行う。画像はインターネットなど一般公開はしない。

 設置場所は、市などが管理する小河川や水路、浸水しがちなアンダーパスや道路を確認でき、かつ防犯面でも活用できる所を選んだ。14台のうち、カメラの向きを動かしたり画像をズームできるものが7台、固定式が7台という。

 具体的な設置場所は木幡熊小路、五ケ庄西川原、莵道出口、槙島町目川、同町吹前、小倉町蓮池、伊勢田町南遊田、同町井尻、大久保町旦椋、西笠取石原、炭山直谷、炭山久田に各1カ所と、伊勢田町砂田に2カ所。

 カメラは専用の柱に設置し、標識で周知して犯罪抑止効果を狙う。整備費は約1700万円。今後、防災・防犯カメラを増設するかについて、市総務課は「設置は今回で一定完了したが、設置効果は検証していきたい」としている。

 防犯カメラに関しては、市は駅や幹線道路沿いなど市内22カ所に設置しているほか、自治会・町内会などが設置する際に資金補助する制度を設けており、活用事例が20カ所あるという。