長楽館で公開されている「御成の間」(京都市東山区)

長楽館で公開されている「御成の間」(京都市東山区)

 通常非公開の寺社や宝物を期間限定で拝観できる「京都非公開文化財特別公開」(京都古文化保存協会など主催)が9月から、京都市内で始まった。新型コロナウイルス感染予防策を実施して、12月13日までに京都市と八幡市の18カ所が公開される。


 短期間に拝観者が集中しないよう例年より期間を長く設定した。マスク着用や入り口での検温などを呼び掛けたうえで9月は5カ所、10月は16カ所、11月は13カ所、12月は8カ所を公開する。

 9月から公開を行う施設の一つ、長楽館(東山区)は明治時代の実業家・村井吉兵衛が建てた建物。3階の和室「御成(おなり)の間」や茶室「長楽庵」が拝観できる。

 長楽庵は茶道表千家の茶室「残月亭」を模した茶室ながら、窓にステンドグラスがあしらわれるなど和洋が入り交じった雰囲気が特徴となっている。御成の間は金箔(きんぱく)をふんだんに使った格天井(ごうてんじょう)やふすまが見どころ。長楽館では「洋館として知られる長楽館の違った一面を楽しんで」としている。

 公開施設や期間、拝観休止日などは京都古文化保存協会のホームページで公開している。問い合わせも同協会075(451)3313。