豊臣秀吉期の金箔瓦などが並ぶ展示会(京都市左京区・府立図書館)

豊臣秀吉期の金箔瓦などが並ぶ展示会(京都市左京区・府立図書館)

 豊臣秀吉が好んだ金箔(きんぱく)瓦など桃山時代の遺物を並べた展示会が、京都市左京区の京都府立図書館で開かれている。府庁周辺などで出土した11点を通じ、京・伏見で花開いた文化の一端を伝える。

 公開している金箔瓦は豊臣家が用いた桐紋のほか、織田信雄の木瓜(もっこう)紋や前田利家の梅鉢紋といった大名の家紋入り。秀吉が築いた聚楽第周辺の武家屋敷にふかれた屋根瓦とされ、瓦の凹部に金箔を施した織田期に対し、凸部に貼った豊臣期の特徴を確かめられる。

 桃山茶陶の一つ、織部焼も並べ置く。府庁周辺に屋敷があった豪商や町衆の愛用品とみられる。千利休高弟の古田織部が関わり、「へうげもの」と称された自由な形や文様に触れることができる。

 入場無料。府立図書館が2階ナレッジベースで9月13日まで催す。7日は休館。