観光客が戻らない京都市内

観光客が戻らない京都市内

 京都市観光協会が2日までに発表した市内主要ホテルの宿泊状況によると、7月の客室稼働率は前年同月比57・0ポイント低下の20・1%だった。下旬に政府の支援策「Go To トラベル」がスタートしたものの、新型コロナウイルス感染症の流行が続く中、宿泊需要は引き続き低調だ。

 7月は、京都市が近隣観光を促すキャンペーンを実施したほか、22日からは旅行代金の割り引きなどを行う「Go To」も前倒しで始まった。この結果、日本人延べ宿泊客数は前年同月比50・1%減の約11万5千人となり、大幅な落ち込みは続くものの、前月(約5万6千人)の2倍超に増加した。

 ただ、営業を再開するホテルが増えたこともあり、客室稼働率は前月(15・5%)比4・6ポイントの改善にとどまった。全国で新規感染が急増する中、需要喚起の効果が十分発揮されたとは言いがたい。

 外国人延べ宿泊客数は前年同月比99・8%減。3月から5カ月連続でほぼ「消失」した状況が続く。市観光協会は「各国で入国制限緩和の動きがあり、9月以降は訪日外国人の受け入れが徐々に回復する可能性がある」と予想する。

 調査対象は61施設。稼働率は休業や営業縮小を加味して算出した。