野党でまとめた法案を衆院に提出後、会見する山井氏(5月、国会内)

野党でまとめた法案を衆院に提出後、会見する山井氏(5月、国会内)

 立憲民主党と国民民主党を解党して結成する合流新党への参加募集が締め切られた3日、去就が明らかになっていなかった無所属の山井和則衆院議員(比例近畿)は入党宣誓書を提出した。一方、無所属の嘉田由紀子参院議員(滋賀選挙区)は国民の玉木雄一郎代表らが設立に動く新党にも加わらず、無所属での活動を続けると明らかにした。

 山井氏は合流新党入りの理由について「政府の新型コロナウイルス対策は不十分であり、より大きな固まりの野党に入った方が前進させられる」と語った。

 山井氏は2017年の衆院選で民進党から旧希望の党に移り立候補。京都6区で敗れ比例で復活した。その後国民に入ったが、昨年6月に離党を表明し除籍(除名)処分を受け、立民と衆院会派を組む無所属フォーラムの一員になった。

 「立民と国民の『接着剤』になりたいと思い、野党共同会派の国対副委員長として活動してきた。100%の合流にならなかったのは残念」とも話し、非合流組との将来的な再結集に努めていく考えを示した。

 昨年の参院選に野党統一候補で初当選した嘉田氏は参院会派の碧水会(2人)を立ち上げ、立民、国民とは異なる独自路線で政策提案してきた。合流新党の立民幹部だけでなく、非合流の玉木氏らが結党を目指す新党からそれぞれ勧誘されたが双方に断りを入れた。

 嘉田氏は一時国民入りを検討していたが、自ら代表を務める地域政党「チームしが」に身の振り方を決めかねている国民の自治体議員がいるほか、衆院選への立候補を予定する県内の野党候補者を平等に応援するため無所属を決断したと強調。「非自民の国会議員を滋賀から増やす役割を果たしたい」と話した。

 合流新党に参加する京滋の議員は、立民の福山哲郎幹事長(参院京都選挙区)、立民京都府第5総支部長の山本和嘉子衆院議員、国民の泉健太政調会長(衆院京都3区)、山井氏の計4人。国民の前原誠司元外相(衆院京都2区)は合流新党への不参加を表明し、玉木氏ら非合流組と新党を結成する方向。前回衆院選で京都5区から立候補した希望の党の井上一徳衆院議員(比例近畿)は前原氏らとの連携を模索している。