京都府宮津市

京都府宮津市

 京都府宮津市でのオリーブ栽培を巡って市が前市長に対して虚偽の日付で京都府の補助金受給の文書を作成させた問題で、府は3日までに、同市に対し、補助金50万円の返還と加算金2万2600円の支払いを命じた。

 昨年度の府の耕作放棄地再生・営農条件整備支援事業の補助金で、事業者を市町村が取りまとめて府に申請する。市によると、前市長が補助金を受給するため、役員を務めていた会社から自身に事業主体を変更する際、市が虚偽の日付による文書の作成を促して提出させたという。この結果、府から50万円、市から20万円が支払われた。

 府丹後広域振興局は返還理由を「事業主体の変更に必要な府知事の承認を得ず、手続きが行われた」とし、虚偽文書の作成については「宮津市の誤った手続きを指導できなかったことは府としても反省すべきと考えている」とした。

 市は2日付で前市長に対し、計70万円の返還を求めた。城﨑雅文市長は一連の問題について「誠に遺憾だ。今後は補助金交付等の事務処理について、厳正な対応を徹底したい」とコメントした。一方、オリーブ栽培支援で出した別の補助金について市は「不適切な事務は無かったと認識している」として、現時点では前市長に対する返還請求は行わないとしている。