「信長と家臣団の城」などの著書がある中井均・滋賀県立大教授は「木造で建てれば『正しい』と考える市民は多いが、現代技術を使えば、それは復元ではない。石垣など城跡に残る本物をいかに見せるかに知恵を絞った方が良い」とCGを使ったデジタル復元と現在の遺構を重ね合わせて楽しめる仕組み作りがベストだとする。


 県民の意見は割れている。県が7月に行ったアンケートでは、現状維持を求める声が29・6%と最多だったが、天主など建物復元を求める声も24・2%と同程度あった。


 県は、実物を建築する案からCGでの復元まで4案について、ホームページなどで意見を募っており、11月には方向性を決める。現実か仮想か、どんな城が登場するのだろうか。