5日に死亡したツシマヤマネコのミヤコ=京都市動物園提供

5日に死亡したツシマヤマネコのミヤコ=京都市動物園提供

 京都市動物園(左京区)は5日、国天然記念物で国内最高齢だったツシマヤマネコの雌「ミヤコ」が同日に死んだ、と発表した。18歳4カ月だった。6日から献花台を設けるという。

 今年3月から腎不全による食欲不振がみられ、7月に暑さ対策で入院室に収容。8月下旬からは流動食のみを与えていた。死因は今後特定する。

 ミヤコは2002年に福岡市動物園で生まれ、これまで10頭を出産。12年に環境省の保護増殖事業で京都市動物園に来園した。同園にはミヤコの他に、ツシマヤマネコを3頭飼育している。

 ツシマヤマネコは長崎県対馬市内だけに生息し、環境省レッドリストでは絶滅の恐れが極めて高いとされる「絶滅危惧ⅠA類」に分類。野生では90~100頭程度生息し、国内では9施設で28頭が飼育されているという。

 坂本英房園長は「ツシマヤマネコの保全に向け、京都での知名度向上に大きな存在だった。最高齢になるまで頑張ってくれてお疲れ様と言いたい」と話した。