ゴーヤーとヘチマを育ててカーテン状になった住宅の離れ(京都府福知山市)

ゴーヤーとヘチマを育ててカーテン状になった住宅の離れ(京都府福知山市)

 京都府福知山市内の住民や団体などで構成し、環境保全活動に取り組む「福知山環境会議」が今年から家庭でのヘチマの栽培を呼び掛けている。台所用スポンジとして活用してもらうことで、世界的に問題になっている海洋プラスチックごみの削減につなげる。

 プラスチック製の台所用のスポンジは、すり減った部分が排水を通して海に運ばれる。同会議は、ヘチマのスポンジに着目し、つるで家の壁面や窓を覆えば夏場の暑さも軽減できることから、普及を目指すことにした。

 6月にヘチマの苗を市民に配布した。育ったヘチマはぶつ切りし、熱湯で30分程度ゆでた後、水で冷やす。皮と種を取り除き天日で乾燥させればスポンジが完成する。同会議のホームページで作り方を紹介している。苗の配布は来年以降も実施する予定。

 同会議の加盟団体の一つ、市連合婦人会メンバーの女性(79)=同市奥榎原=は自宅の離れで今年初めてゴーヤーと一緒にヘチマを栽培した。「栽培を通じてみんなが環境問題を考えるきっかけになればうれしい。多くの人に取り組みが広まってほしい」と話している。