琵琶湖疏水に転落した男性の救助に尽力し、感謝状を受けた男女7人と消防関係者(京都市山科区・山科消防団安朱分団器具庫)

琵琶湖疏水に転落した男性の救助に尽力し、感謝状を受けた男女7人と消防関係者(京都市山科区・山科消防団安朱分団器具庫)

 京都市山科消防署(山科区)は9日、区内の琵琶湖疏水に転落した大津市の男性の救助に尽力したとして、同市と京都市の男女7人に感謝状を贈った。

 事故は6月28日に発生。同区の安朱橋の上流約200メートルで60代男性が流されているのを、通りかかった自営業勝山廣一郎さん(77)と憲子さん(73)夫妻=大津市=が見つけ、付近に助けを求めた。

 求めに応じた京都市職員中山裕二さん(59)と典子さん(60)夫妻=山科区=が、山科消防団安朱分団が安朱橋付近に設置した浮輪状の救命具を疏水に投げ込み、近くに住む銀工芸職人田中利広さん(88)もロープ付きのバケツを投入した。

 その後、救命具につかまった男性を裕二さんや医師碓井文隆さん(38)=山科区、会社員西村靖史さん(42)=西京区=が岸に引き上げた。男性は病院に搬送されたが命に別条はなく、けがもなかった。

 7人は9日、山科消防団安朱分団器具庫で開かれた贈呈式に出席し、白岩治消防署長から感謝状を受け取った。碓井さんは「とにかく目の前の人を助けようという気持ちでいっぱいだった。無事で本当に良かった」と話した。