甲良町役場

甲良町役場

 滋賀県甲良町の野瀬喜久男町長や町議らが、同町の甲良中に2019年度の「後援会費」として千~5千円を支払っていたことが10日までに分かった。選挙区内での寄付行為を禁じた公職選挙法に抵触する恐れがあり、野瀬町長は「慣例として支払い続けてきたが、今後は取りやめる」としている。

 甲良中によると、有志で組織する学校後援会が毎年、一口500円の会費を地区ごとに募り、集まったお金を部活動の交通費に充てている。納入者は3月中旬発行の会報に記載される。野瀬町長のほか、阪東佐智男議長ら複数の町議の氏名があった。それぞれ2~10口を払っていた。記載のあった町議の一人は「寄付ではなく会費だから大丈夫と思った」とする。

 総務省は「債務の履行や対価を得る目的でなければ、会費であっても寄付にあたる」とし、違法性を指摘している。

 2口を支払った野瀬町長は「子どもが学校に通っていたこともあって払い続けてきたが、選挙を受ける身として町民に紛らわしい思いをさせた。本年度から他の町議と申し合わせて取りやめる」としている。