性の多様性について話す渡辺准教授(京都府長岡京市井ノ内・長岡第十小)

性の多様性について話す渡辺准教授(京都府長岡京市井ノ内・長岡第十小)

 性の多様性について理解を深める教職員研修会が13日、京都府長岡京市井ノ内の長岡第十小であった。渡辺大輔・埼玉大基盤教育研究センター准教授(セクシュアリティー教育)が講演し、同性愛や心と体の性が一致しない「トランスジェンダー」など、さまざまな性を想定した学校づくりの必要性を訴えた。

 同小は2018年度、不必要な男女の区別をなくそうと、教員による児童の呼称を「さん付け」で統一したり、1年生からは男女ともにキャップ型の帽子にしたりするなどの取り組みを行っている。教職員を対象に企画した研修会には、近隣の小学校などからも含め約60人が参加した。

 渡辺さんは、現在の教育は、自分の心の性と体の性が合っていると感じる人を指す「シスジェンダー」と異性愛に偏っている、と指摘。LGBT(性的少数者)を特別な存在として扱うのではなく、「いかに私たちの性が多様であり、その多様な性を生きる私たちが安心して過ごせる学校や社会をどうつくっていくかという視点が大切だ」と呼び掛けた。