新しい飼い主を待つ犬や猫を紹介する動画を無償で制作する川端さん(大津市)

新しい飼い主を待つ犬や猫を紹介する動画を無償で制作する川端さん(大津市)

 コロナ禍で譲渡会が開けないなど活動に苦慮する動物保護団体を支援しようと、新しい飼い主を待つ犬や猫を紹介するスライド動画作りに、大津市中央1丁目の動画制作会社「K2ビデオファクトリー」が無償で取り組んでいる。動画投稿サイト「ユーチューブ」の同社チャンネル「K2 petmovie」で配信している。

 結婚式のエンドロールで流す映像を手掛ける同社は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で式が中止になり、売り上げは前年比8割減に落ち込んだ。状況を打開しようと、6年前に保護犬を家族に迎えた社長の川端健支さんが3月、ペットの記念ムービー制作に乗りだし、売り上げの約25%を保護団体へ寄付することにした。

 寄付先を探すため、滋賀や京都など各地の保護団体に問い合わせると、「活動資金を得るためのバザーが中止になった」「譲渡会が開けない」と、コロナ禍での窮状を知った。「紹介動画があれば、直接犬や猫に会えなくても引き取り手が見つかるかもしれない」との思いで7月、無償の動画制作を始めた。

 紹介動画は、メロディーに合わせてスライドする。1匹当たり数枚の写真を付けて、名前や年齢、「ノミダニ駆除済み」「去勢済み」といった健康状態のほか、「人慣れしてとてもかわいい」「なでるとゴロゴロする」などとメッセージも書き添え、保護団体などの連絡先を記している。

 これまでに約40匹分の動画を作り、配信している。川端さんは「動画で少しでも、殺処分ゼロに協力できたらうれしい」と話す。写真の送付は、郵送かメール、無料通信アプリLINE(ライン)で、同社で受け付けている。問い合わせは同社077(523)5571。