コウノトリが舞い降りることを祈って風船を放つ地元住民ら(京都府南丹市八木町・文覚池付近)

コウノトリが舞い降りることを祈って風船を放つ地元住民ら(京都府南丹市八木町・文覚池付近)

 国の天然記念物コウノトリの飛来が確認されている京都府南丹市八木町室橋の文覚池付近でこのほど、8月末に建てられた人工巣塔の完成式典が開かれた。地元住民や子どもたちが完成を祝い、地域でのコウノトリの繁殖を祈った。

 日本コウノトリの会(兵庫県豊岡市)の協力を得て、同自治会が建てた。巣塔は高さ約11メートルで、塔の上に直径1・6メートルの台を設置している。式典で西村良平市長が「コウノトリの楽園になってほしい」とあいさつ。青空の下、八木東小に通う地元の児童6人が「コウノトリさん、来てください!」とマイクに向かって元気に呼び掛けた。

 続いて参加した住民らでコウノトリの巣作りや定住の願いを込め、紙で折ったコウノトリを付けた色とりどりの風船を空に放った。栗山勲会長(61)は「コウノトリが来てくれるまでの第一歩。まずは巣塔が建ち、ほっとした」と話した。