新型コロナウイルスの全校アンケート結果を貼り出した生徒会執行部メンバー(京都市伏見区、京都橘中・高)

新型コロナウイルスの全校アンケート結果を貼り出した生徒会執行部メンバー(京都市伏見区、京都橘中・高)

 京都橘中・高(京都市伏見区)の生徒会はこのほど、新型コロナウイルス感染症をテーマとした全校生徒約1200人対象のアンケート結果を発表した。コロナ禍により生活が変化したと感じた生徒は7割を占め、中学・高校生活にも大きな影響を与えている現状が浮き彫りになった。政府の対応には半数が「悪い」と回答し、後手に回っているとの批判が強い安倍政権のコロナ対策に厳しい視線を送っていた。

 調査は生徒会執行部が8月上旬に行い、中高生1211人のうち1164人から回答を得た。2年前から男女格差などテーマを考えて学園祭で発表している。

 「コロナで生活は変化したか」の質問には「変化した」が42%、「少し変化した」が27%で、「あまり変化しなかった」が28%、「変化しなかった」が3%だった。自由記述には生活リズムの変化や生活の昼夜逆転などが挙がり、休校期間の長期化による影響がみられた。

 政府の対応についての設問では「とても良かった」「良かった」が合わせて20%にとどまり、「悪かった」「とても悪かった」が48%と半数近くを占めた。評価しない理由は「対応の遅れ」や「布マスクの配布」などが挙がった。緊急事態宣言の発令は好意的に受け止める意見が多かった。

 東京五輪開催の是非は、中止を望む意見は17%にとどまり、サッカーやバレーボールの強豪校らしく、延期も含め開催してほしいとの声が多数を占めた。生徒会は「中高生も新型コロナウイルスについて真剣に考えているので、社会で感染防止の取り組みが進んでほしい」としている。