大津地裁

大津地裁

 滋賀県近江八幡市で2017年8月に堺市の知人男性=当時(31)=を監禁して衰弱死させたとして、殺人などの罪に問われた無職飯星飛香被告(30)の裁判員裁判の初公判が14日、大津地裁(伊藤寛樹裁判長)であった。飯星被告は「(主犯の男に)逆らうことはできませんでした」と述べ、無罪を主張した。

 検察側は冒頭陳述で、被告は男性を監視する立場にあり、「治療を受けなければ死ぬ危険性が高いと分かって加担した」として殺意の存在を指摘。主犯の男と一体となって行動していたことも強調した。

 弁護側は、被告の地位は犯行グループ内で最も低く、「主犯の男からあらゆる行動を制限されて強い支配を受け、関与せざるを得なかった」と殺意や共謀を否定。殺人罪は成立しないとして無罪を主張した。

 起訴状では、主犯の男らと共謀して男性に日常的に暴行を加え、堺市の民家で1年近く監禁。衰弱したため近江八幡市の空き家に連行し、適切な治療を受けさせないまま細菌性肺炎で病死させた、などとしている。