碑を前に犠牲者の冥福を祈る参加者(与謝野町滝)

碑を前に犠牲者の冥福を祈る参加者(与謝野町滝)

 第2次世界大戦末期に、現・京都府与謝野町の大江山ニッケル鉱山で過酷な労働を強いられ亡くなった中国人12人を慰霊する平和祈願祭が13日、同町滝で営まれた。終戦75年を迎えても悲劇を忘れまいと、参加者は鉱山跡に建つ日中悠久平和友好之碑を前に誓いを新たにした。

 鉱山では連合軍の捕虜など多くの外国人が強制労働を余儀なくされた。うち中国人は200人が中国本土から連行され、従事したとされる。

 府日本中国友好協会主催で今年36回目。終戦後に地元が続けていた慰霊祭を引き継いだ。今年はコロナ禍に直面したが、慰霊の営みは絶やすまいと開催にこぎ着けた。

 関西各地の友好協会員や国会議員、地域の行政関係者ら40人ほどが出席。碑には紹興酒が置かれ、一人ずつ花を手向けた。町日中友好協会の江原英樹理事長は「無念の死を遂げた皆さんの遺恨の汗と涙を決して無駄にせず、二度と戦禍を起こさない」と誓った。