京都府立木津川運動公園で保護活動が続けられているカヤネズミ(京都府立木津川運動公園提供)

京都府立木津川運動公園で保護活動が続けられているカヤネズミ(京都府立木津川運動公園提供)

カヤネズミの巣や餌となるオギの群生。保護区として指定され、利用者の立ち入りは禁止されている(京都府城陽市富野)

カヤネズミの巣や餌となるオギの群生。保護区として指定され、利用者の立ち入りは禁止されている(京都府城陽市富野)

オギの群生地内に作られたカヤネズミの巣(京都府立木津川運動公園)

オギの群生地内に作られたカヤネズミの巣(京都府立木津川運動公園)

 京都府立木津川運動公園(城陽市富野)で、府の準絶滅危惧種のカヤネズミを保護する市民活動が始まって今年で5年目を迎えた。外来植物の除去で生息域が少しずつ広がるなど、成果が上がっている。26日も活動を予定しており、保護団体が参加を呼び掛けている。

 夜行性のカヤネズミは体長約6センチで、日本一小さいネズミとして知られる。背の高いイネ科のオギなどで球状の巣を作り、バッタなどの昆虫を食べる。

 同公園では2015年冬に市民が巣を発見。滋賀県立大(彦根市)の非常勤講師で「全国カヤネズミ・ネットワーク」代表の畠佐代子さんの指導で翌年、公園内の2カ所にオギの保護区(各約16平方メートル)を設け、保護活動を始めた。

 年4回の活動では、4~6月に2回、保護区内に生える外来種のセイタカアワダチソウや、つる性植物を引き抜く。残る回は、オギの生育状況や巣を観察する。毎回、親子連れなど15人ほどの参加があり、続けて取り組む人もいるという。

 活動を重ねるうち、カヤネズミが巣を作りやすいといわれる高さ2メートル程度にオギが育ち、保護区内では十数個の巣が見つかった。同公園職員の二本柳知子さんは「繁殖を迎える初夏から秋に、目に見えて外来植物などが減った。保護区外でも巣をちらほら確認できる」と、成果を実感している。

 26日は午後1時半から、群生するオギの観察会などを行う。二本柳さんは「市民の力も借りて、カヤネズミにとって居心地いい環境をつくっていきたい」と話す。当日は、動きやすい服装や軍手などが必要。雨天中止。同公園0774(66)6022へ予約する。