京都地裁

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 神経難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性に対する嘱託殺人事件で、京都地裁(伊藤寿裁判長)は14日までに、嘱託殺人罪で起訴された呼吸器内科医の大久保愉一(よしかず)被告(42)=仙台市、泌尿器科医の山本直樹被告(43)=東京都港区=の公判について、事前に争点や証拠を絞り込む公判前整理手続きを行うことを決めた。第1回協議を10月26日に指定した。

 嘱託殺人罪は裁判員裁判の対象ではなく、必ずしも公判前整理手続きをする必要はないが、地裁によると、弁護側から請求があり、実施を決めた。公判は裁判官3人による合議体で審理される見通し。

 起訴状などによると、両被告は共謀して、京都市中京区のALS患者の女性=当時(51)=から依頼を受け、昨年11月30日、同区のマンションで殺意を抱いて女性に胃ろうから薬物を注入し、急性薬物中毒で死亡させたとしている。