電気機関車「ED314」のさびを落とし、修復する学生ら(滋賀県東近江市八日市上之町・近江酒造)

電気機関車「ED314」のさびを落とし、修復する学生ら(滋賀県東近江市八日市上之町・近江酒造)

 滋賀県東近江市のびわこ学院大の学生や市民有志でつくる「近江鉄道ED314保存活用プロジェクト」が、同市八日市上之町の近江酒造敷地内に移設した約100年前の電気機関車「ED314」の修復に取り組んでいる。3回目の作業となった14日、学生らは傷みが激しい車体のさび取りなどに汗を流した。

 1923年製造のED314は近江鉄道で活躍し、2004年に役目を終えた。貴重な車両を守ろうと昨年、同学院大の逄軍(パンジュイン)教授(58)らがプロジェクトを立ち上げ、現在は地元の酒造会社で保存されている。

 先月末から補修作業を始め、車体の鉄さびを取り、凹凸を直し、当初の色に近いダークグレーの塗装を施した。同学院大3年の男子学生(21)は「僕らが知っている電車の車両と違い、大きくてびっくりした。多くの人に見てほしい」と話した。

 今後は市民にも参加を呼び掛ける。プロジェクト代表の逄教授は「10月に鉄道ファンや市民と一緒に補修したい。この電気機関車をまちづくりに役立てたい」と意気込む。詳細はフェイスブック「近江鉄道ED314保存活用プロジェクト」で公開する。