立憲民主党と国民民主党の合流新党「立憲民主党」と、合流新党に参加しないメンバーによる新「国民民主党」が15日に結成された。京都府山城地域では旧両党に所属していた地方議員が多いが、国会議員主導で繰り返される離合集散に戸惑い、どちらの新党にも参加せず、無所属で活動するケースが多いようだ。

 旧国民民主党府連に所属し党籍のあった地方議員25人のうち、山城地域は16人。京都府議3人▽宇治市議6人▽城陽市議1人▽八幡市議2人▽京田辺市議1人▽木津川市議1人▽宇治田原町議2人。

 宇治市議6人には、合流新党に難色を示した連合傘下の産業別労働組合(産別)が支援する市議もいるが、15日時点で、新国民民主を含め、新党参加を決めた市議はいない。

 ベテランの松峯茂市議(6期)は「それぞれが後援会や支援を受けている産別と相談して決めるだろう」とし、「今回の新党結成は、衆院総選挙を意識した国会議員の意向が色濃い。市議は次の統一地方選まで2年半あり、両新党の地方組織の結成状況などを踏まえ、十分に考えて行動したい」と話す。

 6人は市議会で、すでに無所属の1人と計7人で会派「うじ未来」を形成しており、団長でもある松峯氏は「各自の判断が今後どうなっても会派は割らず、宇治の将来のためにともに行動したい」と思いを語る。

 旧国民民主に所属した他の地方議員も態度未定が多い。上原敏・城陽市議は「状況を見極める段階。どうするかは決まっていない」とした上で、「無所属になったので、市民に寄り添った活動など、改めて自らの政治活動を考えるきっかけにしたい」とする。

 八幡市議2人も当面は新党参加を見合わせる。福田佐世子市議は「今後の党運営などをじっくりみて方針を決めたい」と話す一方、「議員間の連携や選挙態勢構築など府連の役割も大きかった」といい、無所属での活動に不安ものぞかせた。

 対照的に、旧立憲民主党府連に所属していた地方議員は7人全員が合流新党に参加した。山城地域は2人おり、松尾憲・久御山町議は「国会で自公政権と対決する力が強まった」と期待する。一方で、「今回の合流は国政側が先走った感があるが、政治は地方があってこそ。国民の期待に応えるには、山城地域の旧両党地方議員がまとまることが必要だ」とし、今後の連携の重要性を強調する。