表の数字の単位は百万円。▲は減

表の数字の単位は百万円。▲は減

 NISSHAが14日発表した2018年12月期連結決算は、売上高が2074億円と初めて2千億円を突破した。主力のパネル用タッチセンサーがスマートフォンやゲーム機向けで伸び、収益が拡大した。

 17年12月期は決算期変更のため9カ月決算だったが、17年1~12月と比べても売上高、利益とも増収増益となる。18年12月期の売上高は、スマホ向け需要が下期に伸び、M&A(企業の合併・買収)などで強化を図る医療機器事業も2割伸長。自動車向けの加飾フィルムも好調だった。

 不採算が続く東京地区の印刷事業の売却に伴って計上した構造改革費用が利益を圧迫したが、売り上げ拡大で経常利益は73億円、純利益は43億円だった。

 19年12月期はスマホの市況低迷を予想するが、タッチセンサーの搭載機種が増える見込みで主力のデバイス事業の売上高は横ばい。印刷事業の売却で全体は減収となるが、利益率は改善する見込み。創業90周年の記念配5円を加え、年配当は1株35円とする方針。

 鈴木順也社長は「医療機器事業は買収費用などで営業損失となったが、今期に解消する見込みだ。M&Aを続け、事業成長を加速させる」と述べた。