晴れ着姿で矢を射る新成人ら(2020年1月12日、京都市東山区・三十三間堂)

晴れ着姿で矢を射る新成人ら(2020年1月12日、京都市東山区・三十三間堂)

 京都府弓道連盟と妙法院(京都市東山区)は16日、来年1月17日に三十三間堂(同区)で予定していた「三十三間堂大的(おおまと)全国大会」の中止を発表した。晴れ着姿の新成人らが弓道の腕前を披露する「通し矢」として知られ、来年で第71回を迎える予定だったが、新型コロナウイルスの影響で初めて中止となった。

 平安時代後期に始まったと伝わり、江戸時代には武士が三十三間堂の軒下で弓の技術を競ったとされる通し矢にちなみ、成人の日の時期に合わせて開催されてきた。全国各地から2千人近くが参加する大会で、感染対策の難しさや、参加条件となる初段の審査会が9月末まで全て中止となったことが影響した。

 同連盟事務局は「感染の収束が見通せるようになれば、新成人の思いをかなえられる方法がないか協議していきたい」としている。