秋風の中、花を咲かせたソメイヨシノ(16日、南丹市日吉町田原)

秋風の中、花を咲かせたソメイヨシノ(16日、南丹市日吉町田原)

 京都府南丹市日吉町田原の田原川沿いにあるソメイヨシノが60輪ほどの花を咲かせた。季節外れに開花する「狂い咲き」と呼ばれる現象という。地元住民が、秋風に揺れる薄桃色の花びらに見入っている。

 府道園部平屋線の横を流れる田原川の近くに立つ。樹高は5メートルほどで、20年以上前に植樹されたとみられる。地元の農業栃下一彦さん(77)が16日朝に農作業で外出した際に見つけた。

 府立植物園(京都市左京区)によると、開花を抑制するホルモンを含む葉が落ちた状態で、温度が高い状況になると開花することがあるという。咲いたソメイヨシノにはほとんど葉がないため、開花につながったと考えられる。

 栃下さんは「木を見たら、桜の花が咲いていて驚いた。多くの人に見てもらいたい」と話している。