事故で横転したワゴン車(6月21日午後6時56分、京都市左京区・川端通二条交差点)

事故で横転したワゴン車(6月21日午後6時56分、京都市左京区・川端通二条交差点)

京都府警本部

京都府警本部

 京都市左京区で6月、パトカーに追跡されたワゴン車が起こした多重事故で、直前にひき逃げをしたとして、京都府警交通捜査課と川端署などは17日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、無職の男(21)=北区=と会社員の男(22)=山科区=を逮捕した。府警は2人がひき逃げ事故を起こす直前、走行中に運転を交代したとみている。同乗者をひき逃げの共犯として逮捕するのは異例という。

 2人の逮捕容疑は6月21日午後6時26分、東山区川端通四条上ルでワゴン車を運転し、自転車の女性(55)=大阪市中央区=に接触して転倒させ、軽傷を負わせて逃げた疑い。無職の男は「覚えていない」、会社員の男は「事故には関与していない」と容疑を否認しているという。

 府警によると、ワゴン車はひき逃げ事故の約1分前、現場から約500メートル北の川端通で右折禁止の交通違反をしてパトカーから追跡されていた。周囲の車のドライブレコーダー映像や目撃証言から、2人がこの事故の直前、走行中の車内で運転席と助手席を入れ替わった疑いが浮上。府警は2人が運転の実行役とみて調べる。

 ワゴン車はひき逃げ事故の後、左京区川端通二条交差点でタクシーに衝突して横転し、自転車も巻き込まれて2人が重軽傷。運転席にいた無職の男は右腕を骨折し入院していた。