舞鶴港に初入港したロシア、韓国を結ぶフェリー(京都府舞鶴市松陰)

舞鶴港に初入港したロシア、韓国を結ぶフェリー(京都府舞鶴市松陰)

 ロシア、韓国と京都府舞鶴市を結ぶ国際フェリー定期航路が新設され、同市の舞鶴港に17日、第1便が初入港した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、当面は貨物のみの運航だが、入国制限が緩和されれば旅客の乗船も可能になる。国際旅客航路は舞鶴港で初といい、関係者は日本海を通じた物と人の交流に期待した。

 新航路は舞鶴市と韓国の浦項(ぽはん)市を20時間、韓国からロシア東部のウラジオストクを24時間で結び、韓国の船会社が週1便運航。日韓ロをつなぐフェリーは2015年から昨年11月まで鳥取県境港市を経由して運航していたが、舞鶴港は貨物のみの取り扱いだった。

 フェリーはイースタンドリーム号(1万1478トン)で旅客定員530人、20フィートコンテナを130個積載できる。舞鶴市松陰の舞鶴港第2埠頭(ふとう)に初入港し、府や市の関係者らが出迎えた。多々見良三市長は「コンテナ航路より早く、飛行機より安い利点がある。物流、先々には人流拡大が期待され、舞鶴港が関西経済圏の日本海側の玄関口として役割が増す」とあいさつ。フェリーにはロシア向けの中古車が積み込まれた。今後、海産物や農産物の輸入も期待できるという。

 入港に先立ち、市役所で多々見市長は李康徳(イガンドク)・浦項市長とオンラインで会談。青少年交流や観光地PRを提案し、李市長は「コロナが収束し、人や荷物が行き来すると考えるとわくわくする」と応じた。

 舞鶴港への国際定期航路は、中国や韓国への貨物航路と合わせて週5便に増加した。