路線バスと自家用車で混雑するJR南草津駅東口ロータリー(2019年4月、草津市野路1丁目)=草津市提供

路線バスと自家用車で混雑するJR南草津駅東口ロータリー(2019年4月、草津市野路1丁目)=草津市提供

 滋賀県草津市と県などは10月から、通勤通学時間帯にJR南草津駅東口ロータリーへの自家用車乗り入れを禁止する社会実験を始める。送迎の車で混み合い、路線バスの発着遅れが常態化しており、交通量の変化などを調べ、混雑緩和に向けた方策を探る。

 南草津駅の1日平均の乗車数は3万443人(2019年度)で県内で最多。市交通政策課によると、東口ロータリーは朝夕、通勤通学客を送迎する車が多く乗り入れるため慢性的に渋滞が発生。パナソニック草津工場や立命館大びわこ・くさつキャンパス(BKC)などに向かうバスの大幅な遅れの要因となっている。同駅―BKC間の走行時間は通常約15分だが、午前8時台は約35分かかることもあるという。

 市は混雑改善を目指し、昨春に県やバス事業者などと検討会を設置。社会実験は当初、今年5月の開始予定だったが、新型コロナウイルスの影響で平時と違う交通状況となったため延期していた。

 実験は10月19日~11月13日の平日に行う。午前7時半~9時、同ロータリーにつながる市道約150メートルでバス・タクシー以外の通行を原則禁止し、バスの遅れ時間▽自家用車の渋滞量▽駅西口ロータリーの混み具合▽路上駐車の状況―などを調査する。

 実験期間中は誘導員を配置し、自家用車での送迎は西口ロータリーのみを使ってもらう。同課は「期間中は迷惑をお掛けするが、将来の有効な規制の在り方を模索する第一歩にしたい」としている。