観月行事で公開された桂離宮の上空に出た月(13日、京都市西京区)

観月行事で公開された桂離宮の上空に出た月(13日、京都市西京区)

 桂離宮(京都市西京区)で「観月会」がこのほど、初めて開かれた。全国から選ばれた参観者約60人が深まりゆく秋の夜を楽しんだ。
 台風一過のこの日、夕刻まで東の空には厚い雲が漂っていたが、開始直前になると、満月を翌日に控えた月が上がった。参観者は6人ずつに分かれ、宮内庁職員の案内で散策。虫の音が響く静寂のなかで、普段は非公開の茶室「月波楼(げっぱろう)」などから池に映る月の姿などを楽しんだ。大阪市から訪れた男性(62)「桂離宮は2度目だが、昼間とはまた違った趣があった。風流で感激しました」と話した。試行イベントだが、同庁京都事務所は、参観者へのアンケートの意見などを参考に本格的な実施も検討する。