菅内閣についてのアンケート結果

菅内閣についてのアンケート結果

 菅義偉内閣の発足を受け、京都新聞社は18日までに、双方向型報道「読者に応える」のLINE(ライン)に友だち登録している人を対象に、実現を求める政策や期待する閣僚を尋ねるアンケートを行った。求める政策(三つ回答)では政府が両立を目指す「新型コロナウイルス対策」と「景気対策」に続き、菅首相は消極的な姿勢を示す「森友学園や加計学園、『桜を見る会』を巡る問題の真相解明」が多かった。

 アンケートは16、17の両日にインターネット上で行い、京都府と滋賀県を中心に510人が回答した。

 実現を求める政策は、14項目から三つを選択してもらった。新型コロナ対策は67・3%で関心の高さが示された。次いで景気対策が49・8%、森友学園問題などの真相解明が37・1%だった。以下、年金や介護など社会保障(29・2%)、経済格差の是正(25・1%)、消費税減税(21・4%)となった。

 期待の閣僚を1人選んでもらう設問では、最多の「該当無し」(34・3%)を除くと、菅政権が重点施策の一つとする規制改革を担う河野太郎・行政改革担当相が21%でトップに立った。続いて小泉進次郎環境相が9・4%、加藤勝信官房長官が7・1%だった。

■「もう一度給付金を」切実な声も

 アンケートの自由回答では、安倍内閣ではちぐはぐさも目立ったコロナ対策の強化や、落ち込んだ経済の立て直しを願う声が多く寄せられた。内閣の顔ぶれについては、安倍内閣からの再任や横滑りが多いことから、「代わり映えしない」といった感想が目立った。

 京都市南区の40代女性はパートで働いているといい、「収入がコロナの影響で3分の1に減少し、とても苦しいです」と窮状をつづる。「生活を立て直すために、もう1度、給付金を支給してほしい」という訴えは切実だ。

 また、会社役員をしている亀岡市の50代男性は「コロナ禍での経済対策は難しいと思われるが、経済の回復を急務にしてほしい。民間企業は逼迫(ひっぱく)している」と投稿した。

 今回の新内閣では、閣僚20人のうち11人が前内閣から引き続いて起用された。大津市の30代女性は、閣僚に女性が少ないことに不満を示した上で「前の閣僚が多数再起用されていて、代わり映えしないし、期待できない」と断じる。そのほか、「何をしたいか分からない」「新鮮味がない」と厳しい声も散見された。

 一方、久々の新首相誕生とあって、城陽市の50代男性は「7年8カ月ぶりの首相交代。菅新首相の下、全閣僚が力を合わせて国難を乗り越えてほしい」とエールを送った。

 森友学園を巡る疑惑など安倍政権で相次いだ不祥事については、「前政権におけるさまざまな疑惑にふたをしないで」(宇治市の60代男性)など真相究明を求める意見が多くあった。