改修工事に向けた資金を募るクラウドファンディングの画面。「あきらめない!若の湯117年目の挑戦」と記されている(舞鶴市本)

改修工事に向けた資金を募るクラウドファンディングの画面。「あきらめない!若の湯117年目の挑戦」と記されている(舞鶴市本)

タイル張りの洋風でレトロなたたずまいが特徴的な若の湯

タイル張りの洋風でレトロなたたずまいが特徴的な若の湯

 国の登録有形文化財になっている京都府舞鶴市本の老舗銭湯「若の湯」が、インターネットで改修工事の資金を募るクラウドファンディングを9月末まで行っている。手渡し分も合わせ、18日時点で96人から134万円が集まり、おかみの若井康江さん(67)らは、117年の歴史をつないでいく意欲を新たにしている。

 若の湯は1903年に創業し、現在の建物は23年に建てられた。洋風の意匠を取り入れた外観が特徴で、2018年に登録有形文化財になった。今年1月から休業し、ボイラー交換などを行って7月に再開したが、雨ざらしになっているバックヤードの壁改修や屋根のふき替え、仮設中のボイラー移動といった工事も必要になっている。

 しかし、高齢化や新型コロナウイルスの影響で利用者が減少する中、多額の工事費用の捻出は難しく、費用の一部150万円を賄おうと、若井さんが長女の長野巳奈さん(37)と協力して8月からクラウドファンディングを始めた。

 若井さんらは「皆さんの愛がありがたい。地域コミュニティーの場や自立の場である銭湯を、頑張って続けていくことで恩返ししたい」と寄せられている支援に感謝する。

 3千円から協力できる。リターンは、金額に応じて、氏名の店舗提示や手紙、入浴券やドリンク券、Tシャツを贈るほか、貸し切りプランも設定。若の湯の番台でも受け付けている。詳細は、https://camp-fire.jp/projects/view/246483