運転士(右)の指導で車両を動かす参加者=滋賀県彦根市古沢町・近江鉄道彦根駅

運転士(右)の指導で車両を動かす参加者=滋賀県彦根市古沢町・近江鉄道彦根駅

 近江鉄道彦根駅(滋賀県彦根市)でこのほど、「赤電」の愛称で知られる820形の運転体験会が開かれた。参加者らは運転士の指導を受けながら、使用していない構内の線路約80メートルを真剣な表情で運転した。

 体験会は2015年から行われ、今回で11回目。365件の応募の中から選ばれた10歳~60代までの16人が午前と午後の部に分かれて参加した。

 運転前には資料が配られ、運転士が電車の仕組みや運転台の機器を説明し、質問時間も設けられた。運転士の適性を見極めるため、単純な計算作業を続ける検査の大変さなどが明かされ、参加者は驚きの声を上げていた。

 大津市大萱の男性会社員(24)は「止めたい場所に止めるのが難しい。鉄道は好きだけど、好きと運転するのは違うと思った」と苦笑していた。

 参加者には後日、顔写真入りの鉄道運転免許証を模した証明書が送られる。