問題が配布され、試験開始を待つ受験生たち(京都市上京区・鴨沂高)

問題が配布され、試験開始を待つ受験生たち(京都市上京区・鴨沂高)

 京都府教育委員会と京都市教委は15日、同日実施した2019年度公立高入試の前期選抜について、共通問題の出題方針を発表した。難易度は例年並みで、前年度に引き続き基礎の定着や論理的な思考力などをみる問題に重点を置いた。

 共通問題は、国語、数学、英語で、普通科の多くで使われた。各教科の解答時間は50分(英語はリスニング10分を含む)で50点満点。府教委は「新学習指導要領も念頭に置きながら作成した」としている。

 17日も一部の学科や入試方式で試験がある。合格発表は21日に行う。

 出題方針と教科ごとの特色、傾向は次の通り。

 【国語】現代文は伏木亨龍谷大教授の「だしの神秘」など二つの出典から出題し、文章構成や論理展開を踏まえて内容を理解する力を問うた。古文は江戸時代の随筆を題材に、古典を理解する基礎力をみた。

 【数学】数量や図形などに関する基礎的な知識、技能のほか、中学校の学習内容を統合的に活用する力などをみた。さいころを投げ、出た目に対応する箱に玉を入れる問題では、数学的な見方や考え方を試した。

 【英語】全体を通して生活に身近な暮らしに関わる問題を設け、英語でのコミュニケーション能力の基礎をみた。会話やアナウンスなどを適切に聞き取り、応答する力が付いているかを判断するリスニングも出題した。