約20年ぶりに開催された京都綴会秀作展(京都市右京区・仁和寺)

約20年ぶりに開催された京都綴会秀作展(京都市右京区・仁和寺)

 西陣織の最高峰とされる技法「爪掻本綴(つめがきほんつづれ)」で織られた帯や額などを一堂に展示する「京都綴会秀作展」が15日、京都市右京区の仁和寺「大内の間」で始まった。後継者育成を目指し、約20年ぶりに展示を復活。繊細な手織りの美が訪れる人を魅了している。

 つづれ織りの織元など関連33社でつくる同会の主催。爪掻本綴は、ギザギザに刻んだ爪先を使い図柄を織り出す技法。職人の高齢化で技術の継承が難しくなっており、若手の技術向上や後継者育成のために休止していた秀作展を復活させた。

 会場には、日本画の鶏を百種類以上の糸で立体的に表現した額や土俵入りの力士をまわしの柄まで精緻に描いた帯など55点が並ぶ。若手によるバラなど現代的なデザインの帯や透かし織りを駆使した屏風(びょうぶ)もあり、多彩な魅力を発信している。

 小玉紫泉会長は「つづれ織りがこれだけ集まるのは珍しく若手の勉強になる。多くの方に見てもらいたい」と話す。16日まで。午前10時~午後4時。無料。