京都地裁

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 京都府福知山市の自宅で転倒してけがをした母親=当時(91)=を放置して死なせたとして、保護責任者遺棄致死罪に問われた無職の長男藤原由秋被告(59)の裁判員裁判の判決が15日、京都地裁であった。柴山智裁判長は「病院に連れて行くのが面倒という身勝手な動機で老齢の母を放置した」として懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役5年)を言い渡した。

 柴山裁判長は、被告が母親の転倒に関与していない点や必要に応じて介助しており、「通院に付き添うなどくむべき事情がある」として執行猶予付きとした。

 判決によると、昨年4月17日ごろ、自宅で転倒して頭部から出血していた母親の初美さんを病院に搬送するなどの救護措置を取らず、翌18日、低体温症で死亡させた。