【資料写真】宇治川の鵜飼(2018年、宇治市宇治)

【資料写真】宇治川の鵜飼(2018年、宇治市宇治)

 京都府宇治市観光協会は23日、新型コロナウイルスの感染拡大により、7月1日から当面延期としていた夏の風物詩「宇治川の鵜飼」の今シーズン営業について、予定していた9月30日までの間に一度も実施せず、全面中止すると発表した。

 同協会によると、全面中止は記録が残る1987(昭和62)年以降で初めて。宇治川の鵜飼は平安時代にはすでに行われていたとされ、現在の鵜飼は1926(大正15)年に再興されたが、それ以降でも「全面中止はあまりないのでは」としている。

 同協会はコロナ感染防止を考え、従来通りの中身ではなく、客船の乗船人数を絞り、消毒を徹底するなどの代替案を検討したが、採算確保との両立に課題が残るとして、6月に当面延期を発表した。その後にコロナ感染がいったん落ち着いたため、客船を運航せずに川岸から見学する形も模索したが、感染の再拡大で断念したという。